2021年3月29日(月)に京都に行ってきたのでその記録&桜の最新情報を。
八坂神社の桜
まずは、京都の人もお花見に行くという円山公園を目指して、その隣にある八坂神社からスタート。
てっきり縁結びのなんとかなのかなと思っていたこれ。
コロナウイルスの収束を願った「茅(ち)の輪」というものらしい
例年、疫病退散の祭礼「祇園祭」が行われる夏に設けられる。
https://www.asahi.com/articles/ASN3G36TZN3CPLZB00L.html
ということだけど、今年は143年ぶりに祇園祭以外で設置されたそうな。それなりの列になっていた。
ソメイヨシノは週末の雨で少し花が落ちていたけれど満開。
ところで、数年前に来たときよりも、町中を着物で歩く人が目立った。
女性だけでなく、カップルの場合は男女共に着物。
着物着付けのマーケティングがうまくいっているのか、それとも観光客が減って「そんなに混雑しないなら着物で観光してみようか」という気持ちにさせられたのか。
円山公園の桜
円山公園の桜は見事な満開。
いつもなら夜間にライトアップされるという名物の祇園しだれの見頃はもう少し先のよう。
けれど、柔らかで繊細で。
枝が風に揺れる様が美しかった。
知恩院の桜
円山公園からもほど近い、知恩院。
浄土宗の総本山ということで、巨大な門「三門」が有名らしい。
「空門(くうもん)」「無相門(むそうもん)」「無願門(むがんもん)」という、悟りに通ずる三つの解脱の境地を表わす門(三解脱門:さんげだつもん)
https://www.chion-in.or.jp/highlight/building/sanmon.php
日本最大級の木造門ということで、実物は圧巻。
もうなんか「ザ・京都の桜」というイメージそのものの姿。
門の内部から。切り取られた桜が美しい。
旅の醍醐味は迷うこと
沢山の桜を眺めた今回思ったのは「旅の醍醐味は迷うこと」。
京都駅からバスに乗って八坂神社に向かうのだけど、しょっぱなから間違ったバスに乗ってしまい、いきなり迷子になった。
※バスの系統は合っていたのだけど、そのバスは祇園・八坂神社に行かない変則的なものだったみたい。京都市バスさん、そんなのやめて(涙)
日本人なので日本語は読めるが、土地勘がさっぱりないので左右も分からないし東西もわからない。
自分の居場所がさっぱり分からない不安感というのは、普段住んでいる場所では多少迷子になったって感じない。
とてつもない心もとなさ。
でも、この迷子になる感覚や不安感、迷って思いもしなかったことに出会うことこそが旅の醍醐味の一つなのだと感じた。
「日本語分かってすらこれなのだから、外国人観光客はどんな気持ちだろう」とか、「東京に引っ越してきた地方出身の友達ってすごいな」とか、他人への尊敬の念とか優しが生まれてくる。
旅は五感だ。写真を見ること、サイトを見ることと旅は絶対に違う。
ネットで写真を見るだけでは味わえない感情。
その冒険感が、満開の桜を眺めたときの万感の思いをさらに深めてくれる。
そんな風に思った。