京都の世界遺産の一つで、京都の社寺では最も古い部類に入るという下鴨神社に行ってきました。
「お守りやブレスレットがかわいい」と評判の下鴨神社ですが、神社内のパワースポットやお守りについてご紹介します♪
Contents
下鴨神社とは
「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」というのが下鴨神社の正式名称。
鴨川の下流にまつられているお社というところから「下鴨神社(しもがもじんじゃ)」と呼ばれているそうです。
名前に同じ「かも」のつく上賀茂神社と下鴨神社の気になる違いですが、上賀茂神社でお祀りされているのは雷を分ける力を持った自然神の「賀茂別雷大神」(かもわけいかづちのおおかみ)。
下鴨神社でお祀りされているのは賀茂別雷大神から見て母親の「玉依比売命」(たまよりひめのみこと)と、祖父の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)。
下鴨神社の中には摂社・末社(サブ神様)が沢山あります!
例えばこちらは糺の森の中なのですが、こんな感じで小さな神社?がずっと並んでいて不思議な光景です。
他にも干支の神様が祀られたエリアもありました。
下鴨神社のアクセス
地下鉄(烏丸線)
京都駅~北大路駅まで 北大路駅より市バス1番・205番(約25分)下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)
市バス
京都駅~下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)まで市バス4番・205番
下鴨神社の近くに電車は通っていないのでバスでの移動になります!
糺(ただす)の森
紀元前・縄文時代から変わらない原生林が生い茂るという糺(ただす)の森。
下鴨神社と切っても切り離せないこの森、東京ドームの約3倍の12万4000平方メートルもの広さがあります。
森のない社は無い、と言ってもよいくらい神社に森はつきものだ。糺の森、―考えてみれば怖い名前である。物事を質すのタダス。
https://www.shimogamo-jinja.or.jp/about/sikinen/
手を洗う手水舎もこの雰囲気・・・。
「糺の森はちょっと怖い」とか「不思議な話があった」とかいう口コミも見かけたので、行くなら朝が良さそう・・・?
朝~昼はとても気持ちがよく神聖な感じがする森で、生きる力を感じる気がしました!
みたらし川と水みくじ
御手洗川とも書くみたらし川。
橋のわきには結界が張られたこんな石があります。
水が少なめな川ですが、年に一度、土用の丑の日にあるみたらし祭りではここに水が沸いてくると言われていて、とても不思議。
土用の丑の日に足をつけると疫病や脚気から身を守れうということで、ガン封じや無病息災を願って足つけ神事が行われるそうです!
https://www.shimogamo-jinja.or.jp/rituals/
300円の水みくじも楽しいです。
こんな感じで葵が描かれた紙を川にひたして・・・
文字が浮かび上がります。保管用のクリアファイルも販売されてます。
葵の最中
下鴨神社ではみたらし川にちなんだみたらし団子が有名ですが、他にも葵の最中があります。
糺の森の新緑を眺めながら食べる甘味と冷たいお茶は清々しくて最高でしたっ!
下鴨神社の多彩なグッズ
お守りがかわいい下鴨神社。
どれもデザインが素敵で迷ってしまうのですが・・・
ここはオリジナルグッズ!?が沢山あるんです!
みたらし布巾に美人マスク・・・
パワースポット「大炊殿」にちなんだ「葵箸」
お土産にプレゼントしたい「彩り守」
私はブレスレットにしたり髪の毛を飾ったり出来る葵紐というお守りに一目惚れ。
1500円でした♪
下鴨神社の縁結びスポット
下鴨神社には「連理の賢木(れんりのさかき)」という御神木があります。
相生社(あいおいのやしろ)の隣。
2本の木が途中から1本になって結ばれている不思議な木で、縁結び・家内安全などのご利益があると信仰されているそうです。
絵馬の初穂料(500円)をまずお納めしたらお願い事をかき、絵馬の紐を「ご縁を結ぶように」と願いを込めながらしっかりと結びます。
願い事を見られないように、絵馬に目隠しシールをしたら、相生社の正面へ。
絵馬をかけるときには、女性は相生社の周りを反時計回り、男性は時計回りに二周して三周目の途中、絵馬掛けに紐をかけて奉納すると願いが叶うとか・・・。
下鴨神社のパワースポット
糺の森に囲まれた下鴨神社は京都最古の神社の一つで一大パワースポットです。
その中でも大炊殿と奈良殿神地をご紹介します!
大炊殿(おおいどの)
そもそも上賀茂神社と下鴨神社には同じ日に行かない方がいいというのをちょっと読んだので私は行かなかったのですが、下鴨神社には屈指のパワースポット・大炊殿(おおいどの)があります。
https://www.shimogamo-jinja.or.jp/special/
大炊殿は、かつて神様にお供えするお食事「神饌(しんせん)」を調理していた社殿で、国の重要文化財に指定されているそうです。拝観料500円。
その中でも「水ごしらえ場」というのが下鴨神社の中でも屈指のパワースポットとして有名な場所なんだとか。うーん、次回は行ってみよう。
奈良殿神地(ならどのしんち)
下鴨神社には他にもいくつかのパワースポットがあるのですが、奈良殿神地(ならどのしんち・ならどののかみのにわ)はとても印象的でした。
土地の形状が船に似ていることから舩島(ふなしま)とも呼ばれている奈良殿神地。
神様が天鳥舩(あめのとりぶね)に乗って降臨したとの神話などがあり、下鴨神社が出来るよりさらに昔の神事に使われた場所。
1000年以上も昔から雨乞いなどに使われた記録が残っているんだそう。
目立つ場所にあるわけではないのですが、人々の祈りの歴史を感じて、糺の森の雰囲気と相まって厳かな気持ちになります。