京都シリーズの一つとして書いておきたいのが、茶香坊・長竹(ながたけ)での体験。
深淵なるお茶の世界へのあたたかな入り口として記憶しておきたい時間だった。
茶香坊・長竹のアクセス
営業時間 |
13時~22時 |
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定休日 |
水曜、月1回不定休 |
〒604-8016 京都府京都市中京区下樵木町191-8
バスに乗って帰り道についていたけれど、悠々と広がる鴨川を見て心惹かれて、バスを飛び降りた。
ふらふらと彷徨っているうちにたどり着いたのが先斗町(ぽんとちょう)。
初めて来た人なら「ここは一体どこ?」となること間違いなしの、異次元の雰囲気を醸し出している。
日本的な甘味が食べたくてたどり着いたのが「茶香坊・長竹」。
このブログを書くために検索して知ったけれど、婦人画報に取り上げられたりもする有名な?お店らしい。
引用:https://www.fujingaho.jp/gourmet/a78833/chakoubou-nagatake/
茶香坊長竹の抹茶メニュー
東京に戻ってから何かで読んだのだけれど、抹茶スイーツというのはこちらが発祥の地というか、長竹の大将が考案したらしい。
引用:https://www.fujingaho.jp/gourmet/a78833/chakoubou-nagatake/
そんなこととは露知らずながら、抹茶スイーツ大好きな私が注文したのは抹茶あんみつ。
そんじょそこらの"抹茶(もどき)あんみつ"とは違い、ぷにぷに・ツルツル・シャクシャクとした異なる食感が美味しい・・・!!!
そして、抹茶味の深み。
うーん、「緑色の甘い物体=抹茶」とは全然違う・・・香り深い!
茶香坊長竹のお茶
そして、お茶屋さんの本丸とも言えるお茶は種類が色々。
私はGoogleマップの口コミで玉露がすごいと書いてあるのを読んだので玉露を注文。
大将「なぜか玉露頼む人、多いんだよね。なんでえ?(京都弁)」
Googleマップの口コミで出てきます~って説明しましたw
出された玉露のはこちら。なんか想像と違う姿。
大将「まずはこれ、飲んでみて。これが一番、玉露の葉の柔らかさと綺麗さを楽しめるから。そして、葉っぱを食べてみて。」
ということで、お茶部分を飲んだ後、恐る恐るながらお茶の葉を口に運んでびっくり。
お茶の葉=乾燥したものというイメージだったけれど、こちらは柔らかくて、葉物野菜みたいな感じ。
大将「じゃあ次はこっち」
ということで出して下さったのが、テキーラのショットグラスのように小さな器に、「数滴」といった表現が近いお茶。
こんな感じ↓
引用:https://www.maiko.ne.jp/brew.php
大将「"露"というだけあって、この数滴の香りを楽しむの。」
口に含んでみると、これがお茶なの!?むしろ日本酒とかそういう飲み物に近い!?という感想。
大将が熱心に色々教えて下さって、それでいて「お茶はルールないの。自由に楽しむといいよ」と。
あったかい大将との出会いで、怖い京都の人のイメージが消えたのと、お茶って楽しいんだなと世界が広がったひとときでした。
先斗町の夜はなんだか妖艶というか、大人の世界でした。