ならの小川

京都

京都有数のパワースポット・上賀茂神社めぐり

2021年5月27日

上賀茂神社は、神話の時代から続く京都でも最も古い神社のひとつ。

 

なんと674年・飛鳥時代(大化の改新とか)から続く神社です。

 

正式名称は「賀茂別雷(かもわけいかづち)神社」で、1994年には世界文化遺産に登録されました!

 

※「古都京都の文化財」の17の構成資産のひとつとして登録。

 

桜の咲く季節にこの神社に行って来ましたので、パワースポットを中心に見どころをレポートします!

 

上賀茂神社のアクセス

上賀茂神社は、京都の町の中心を流れる鴨川上流から歩いてスグ。

 

ケイ
といっても「上流」なので鴨川下流の街中からはかなり離れるので注意!

 

最寄りの停留所である京都市バス「上賀茂神社前」から徒歩約5分の場所でした。

上賀茂神社アクセス

のどかな鴨川上流。

 

 

上賀茂神社の神様

さて、入り口の大きな鳥居をくぐると、そこはものすごく広い境内。

上賀茂神社

私が訪問したのは3月末だったので、ちょうど桜の見頃でした。

 

普段ならもっと人がいるのかもしれませんがコロナ禍(※緊急事態宣言前)ということで訪問客も少なめ。

上賀茂神社 桜

驚いたのは祀られている神様の数!

上賀茂神社 境内

これ全部、上賀茂神社の中にある神社!摂社・末社と呼ぶらしい。

「航空安全の神様」とか「下の病の神様」とか、かなり細かな分業体制です。。。

上賀茂神社

中でも有名なのはこちらの片岡御子神社

片岡 紫式部

御手洗川の片岡橋のすぐ近くで、上賀茂神社の賀茂別雷大神の母神様である玉依姫命が御祭神。

 

ケイ
なんと「紫式部も通っていた」と言われる片山社。すごいパワーワードだな・・・。

 

紫式部の歌が刻まれたハート形の絵馬があり、「えんむすび」「子授け」「家内安泰」の御神徳がある場所だそうです。

 

上賀茂神社の砂山

さて、本題の上賀茂神社といえば有名なのが砂山の「立砂(たてずな)」。

上賀茂神社 砂山

立砂(たてずな)とか盛砂(もりずな)とも呼ぶのですが、「立つ=神様が出現する」という意味らしい。

 

本殿の裏に位置する神山(こうやま)を模したもので、この神社で祀られている賀茂別雷神が君臨された場所。

いわゆる「盛り塩」は中国由来だとか諸説あるようですが、形が似てる。

上賀茂神社の砂は「清めのお砂」の始まりだとかで、スピリチュアル界隈では有名な砂なんだそう。

 

一袋500円でしたので、私も頂いて帰りました。

 

ケイ
家や事務所など清めたい場所に撒いて使うそうですよ。

 

この立砂、かなり強いパワースポットらしいのですが、神様が降り立つ神聖な場所ということで、緊張感が漂っているような気がしました。

買って右側の山には2本、左側の山には3本の松葉が立てられているというのも不思議。

 

「神山に立っている木を模したものらしい」とか「偶数と奇数で陰と陽と表している」とか諸説あるそうです。

 

上賀茂神社のスピリチュアル・パワースポット

京都でも有数のパワースポットという上賀茂神社。

 

立砂もそうですが、境内にはたくさんのパワースポットがあります。一つずつ見てみましょう!

 

ならの小川

まず有名なのものが「ならの小川」

 

境内には

  • 御物忌川(おものいがわ)
  • 御手洗川(みたらいがわ)

 

という2つの川と、それらが合流した「ならの小川」が流れています。

ならの小川は、京都3大祭りの一つ「葵祭」の禊(みそぎ)の儀式を行う神聖な場所。

 

実際に歩いてみると本当に本当に心地良いっ!!

ならの小川

個人的には伊勢神宮の五十鈴(いすず)川が大好きなのですが、そこに通ずる何とも言えない清涼感

 

上賀茂神社は私の人生で忘れ得ぬ神社TOP3になりました!!

 

手水舎

上賀茂神社 手水舎

上賀茂神社の後ろにそびえる賀茂別雷大神がご降臨になった神山の湧き水「神山湧水(こうやまゆうすい)」をそのままくみ上げたものが使われている手水舎。

 

地元の方?がタンクに水を組んで持ち帰っていました。※飲用可能

 

ケイ
ご利益もさることながら、純粋に水としておいしい!

 

祓いの短冊とお清め

そんな上賀茂神社のパワースポット・ならの小川の「祓いの短冊」でお清めしてきました!

上賀茂神社 お清め

水に溶ける紙に、悩み事・夢・願い事を記入します。

上賀茂神社 祓いの短冊

祓い所に進み、短冊を川辺に浮かべてお清め&成就を祈ります。

 

「水に流す」という言葉もある通り、日本人は水のお清めの力というものを感じていたようです。

 

私は苦しんでいることや自分の心の中の鬼について書いたのですが、そんな短冊が清らかな川の水に溶けていく様は心が安らぐ・・・。

 

清流に手を浸し、「私の手を良いことにお使いください。子供や仕事、良いことに・・・」と祈りました。

 

ちなみに「玉の橋」という、神事に使われる橋もありましたが、こちらは通常参拝者は渡れないそうな。

いたる所にこんな「聖域」があって、人々の信仰心を感じます。

 

願い石

上賀茂神社の中では割とマイナーなパワースポットの「願い石」

上賀茂神社 願い石

神社の外れの方に「渉渓園(しょうけいえん)」というエリアがあるのですが、ここは昔、龍の住む池があったと言い伝えられています。

 

その池から出土したのが、この願い石。

 

二つに分かれたような形をしていることから陰陽石(おんみょうせき)とも言われているそうです。

 

「この石に両手を同時に当てるとパワーを得られる」と信仰されてきた石ですが、私が触った瞬間は突然、一陣の風が吹いて葉が舞い散ってちょっとびっくり。

 

ケイ
何か相性が良かったのかな。。。手に力を感じた気がする。

 

最大のパワースポット「岩上」

そして、上賀茂神社で最大のパワースポットとして名高い「岩上(がんじょう)」

 

京都3大祭りの「葵祭」では宮司さんがこの岩の上にひざまずき、「返祝詞(かえしのりと)」を申す神聖な場所。

 

一見目立たない地味めな場所なのですが、神山・加茂信仰の原点で、神と人の心の通路・「気」の集中する場所なんだとか。

他にも結界が張られた場所がちょくちょくあり、上賀茂神社は特別な場所だということを感じさせます。

本殿への特別参拝

通常は拝殿からの参拝ですが、有料の特別参拝を申し込むと国宝の本殿の間近に行くことができます。

 

特別参拝は拝殿の横の部屋に案内され、神主さんから上賀茂神社の生い立ちなどの説明があります。

 

ケイ
神主さんを間近で見る機会はなかなかないし、写真禁止&お祓いしてもらわないと入れないという異世界感。。。

 

お祓いを受けた後は上賀茂神社の屋根の藁を混ぜ込んだと言う、ハワイのレイのような感じ?の浄掛(きよかけ)というものを首からかけて本殿に入ります。

左が長く、右が短いという独特のスタイルの茅葺き屋根。

上賀茂神社まとめ

  • 飛鳥時代から続く京都最古の神社で、世界文化遺産の一つ。
  • 「岩上」などのパワースポットが。
  • 清らかな川が合流する地点に建てられた神聖な場所。

 

・・・ということで、上賀茂神社の裏手にある神山は今も人の立ち入り禁止の「禁足地」なんだそう。

 

東京で現代生活を送っていると信じられないですが、こうして1000年以上も人々が神をお祀りしている地があるんですよね・・・。

 

私のように平凡な人間でも「なんだか清らかな気持ちになる・・・」と身体レベルで「気の良さ」というか心地よさを感じる場所でした。

 

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