全国の緊急事態宣言も明けた2021年秋。
外国からの観光客もいないし、「京都に紅葉を見に行くなら今年しかないっ!!!」と弾丸一人旅を開催してきたのでシリーズでお届けします。
本日は【京都の紅葉の四天王】とも呼ばれる「永観堂」です♪
Contents
永観堂の基本情報
どんなお寺?
永観堂の正式名称は「聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺」だそうです。浄土宗の一派で、創建はなんと、863年!
“モミジの永観堂”として千百有余年のかがやかしい歴史を持った京都有数の古刹です。
「秋は紅葉の永観堂」という言葉があるくらい、京都の紅葉観光では外せないスポット!
国宝や指定文化財も沢山あり、歴史のあるお寺です。
拝観時間&拝観料
通常は午前9時~午後5時(受付は午後4時で終了)が拝観時間。
拝観料は一般大人600円。小学生~の子供は年中400円です。
「秋の寺宝展」という紅葉シーズンは通常の拝観時間に加えて、午後5時30分~8時30分のライトアップがあります。
このシーズンの一般大人の拝観料は1000円。ライトアップの拝観料は600円です。
お寺なので年中無休です!
アクセス
〒606-8445
京都府京都市左京区永観堂町48
永観堂は京都駅からみて北東の方にあります。
- JR京都駅から市バス5系統で「南禅寺永観堂道」下車、徒歩3分。
- JR京都駅から市バス100系統で「東天王町」または「宮ノ前町」下車、徒歩8分。
- 地下鉄烏丸線「京都」から、「烏丸御池」にて地下鉄東西線六地蔵方面行き乗り換え、「蹴上」下車、徒歩15分。
- 京阪電車「三条」から市バス5系統で「南禅寺永観堂道」下車、徒歩3分。
- 京阪電車「神宮丸太町」から市バス204、93系統「東天王町」下車、徒歩8分。
見どころは「みかえり阿弥陀」
※実物の写真撮影は不可なので、写真は公式からお借りしています。
季節に関わらず、永観堂で有名なのが、「みかえり阿弥陀」。
正面から向かって右に振り返ったお姿が珍しい仏像。お寺では右に回って、お顔を拝見出来ます。
永保2年(1082)、永観50歳のころである。2月15日払暁、永観は底冷えのするお堂で、ある時は正座し、ある時は阿弥陀像のまわりを念仏して行道していた。すると突然、須弥壇に安置してある阿弥陀像が壇を下りて永観を先導し行道をはじめられた。永観は驚き、呆然と立ちつくしたという。この時、阿弥陀は左肩越しに振り返り、「永観、おそし」と声をかけられた。永観はその尊く慈悲深いお姿を後世に伝えたいと阿弥陀に願われ、阿弥陀如来像は今にその尊容を伝えると言われている。
http://www.eikando.or.jp/mikaeriamida.html
永観の修行中、安置してあった阿弥陀像が永観を振り返り、声をかけた、という逸話から作られたようですが、その解釈に心打たれてしまいました。
・自分よりおくれる者たちを待つ姿勢。
・自分自身の位置をかえりみる姿勢。
・愛や情けをかける姿勢。
・思いやり深く周囲をみつめる姿勢。
・衆生とともに正しく前へ進むためのリーダーの把握のふりむき。
http://www.eikando.or.jp/mikaeriamida.html
私自身、自分より遅い人を待たずにスタスタ歩いてしまうので慈悲の心を持って振り返る姿勢を持ちたいと思いました。。。
茶屋もありました
永観堂の出口近くにある茶屋。おそらく例年であれば行列で入ることすら出来ないのでは。。。
お寺のお園をみながらぜんざい・甘酒・みたらし団子などを頂くことが出来ます。700円。
永観堂の七不思議
私には1つしか見つけられなかったのですが、「永観堂の七不思議」というものがあるそう。
また、「水琴窟」というものも発見。
水琴窟(すいきんくつ)は、日本庭園の装飾の一つで、手水鉢の近くの地中に作りだした空洞の中に水滴を落下させ、その際に発せられる音を反響させる仕掛けで[1]、手水鉢の排水を処理する機能をもつ[1]。
これ、静かに耳を傾けないと聞こえないのですが、実に澄んだ美しい音で、しばし聞き惚れてしまいました。。。
流れ出る水のきらめきも美しい・・・
ちなみに、永観堂はなぜか桃?のモチーフが点在していたのですが、一体なんだったのか謎。ご存知の方がいたら教えて下さいw
脱線ついでにいうと、幼稚園のバスが可愛かったです。
永観堂の紅葉情報
さてさて、続いては永観堂の紅葉に関する情報です!
紅葉の種類は?
イロハモミジ、ノムラモミジ、オオモミジ、ヤマモミジで、イロハモミジを中心に境内に約3000本・・・!!!
あまり見慣れない紅葉もありました。
広い境内なので、参拝には一時間以上かかりました!
予約は出来る?
2021年現在、永観堂は予約は不要です。
ただ、例年は大変混雑して並ぶこともあるそうなので、朝早くor閉館時間間際など、工夫して参拝した方が良さそうです!
見頃・シーズンはいつ?
例年、見頃は11月中旬~11月下旬。
2021年11月25日前後に見に行きましたが、緑色・黄色・赤色の紅葉のグラデーションが美しく、涙が出そうなほど!
混雑状況
シーズン真っ盛り・平日の12時ごろに行きましたが、並ぶことはなく入れました♪
ただ、あくまでコロナ明け&日本人観光客しかいないという状況なので、海外渡航がもっと自由になったら混雑すると思います。
ライトアップ
2021年に関しては17:30~21:00(20:30受付終了)に境内ライトアップが開催されています。
私自身はライトアップは見なかった(清水寺と南禅寺に行きました!)のですが、紅葉は天気が9割なので、お昼の晴天に恵まれなかった方はライトアップでリベンジすると良いです!
皆さんも1000年以上愛されてきた永観堂の紅葉、ぜひ実物を見てください!!!