11月下旬に世界文化遺産・清水寺の紅葉を見てきました。
それも、夜間の特別参拝で!!
Contents
清水寺の夜間拝観
時期
清水寺の特別夜間拝観、実は年に3回あるイベントだそうです。
2022年の予定はこちら。
春 :
3月4日~13日(東山花灯路協賛)、3月26日~4月3日
夏 :
8月14日〜16日(千日詣り/本堂内々陣特別拝観)
秋 :
11月18日〜30日
※上記期間中は21:30まで開門時間を延長(21:00 受付終了)
紅葉
私が見たのは紅葉。
2021年の11月。コロナの影響は受けつつも&平日にも関わらず、すごい人人人でした!!!
みんな1回は登ったことがあるであろう、清水寺までの参拝路。
境内の中もこんな感じ。舞台の上にご注目ください!
緊急事態宣言が出ていないとはいえ、人・人・人!!!
これだけの人が乗っても落ちない・・・。
これだけの人が乗っている舞台に釘一本使われていない・・・。
この2点を間近にして、世界遺産に登録されている理由がめちゃ分かる気がしました。
夜間参拝 行くべき時間
秋の夜間参拝自体は17:30~21:30(最終受付は21:00)。
が、行くべきは17:30ちょうど!
除夜の鐘で有名な梵鐘を目の前でつく&ライトアップが始まるので、ちょっと感動しますよ!!
画像は公式HPからお借りしました。
とくに、鐘の音の響きがすごい。
「残響時間」というらしいのですが、鐘の音が何十秒もじわじわと体の中で響くことに驚きました!
実際、1分~2分間も響くように設計されているんだとか。
因みに除夜の鐘は予約制で一般の人もつくことが出来るそうなので、年末年始に京都にいる方はチャレンジしてみては!?
普段は入ることが出来ない内陣へ
内陣。画像は公式HPからお借りしました。
通常、聖域である内陣と内々陣には立ち入ることができませんが、千日詣りなどの特別な法会の際には内々陣への立ち入りやご献灯ができます。間近で観音さまにお参りしてください。
そもそも本堂自体は国宝なのですが、今回は特別に内陣に入ることが出来ました。
ただ、だいたいの人は清水の舞台から紅葉のライトアップの写真を撮るのに夢中で、内陣の方は人もまばら。
名前が分からないのですが、鐘というか巨大な「りん」(仏壇にある鐘)のようなものを鳴らすことが出来ます。
この前に座って、一礼。大きい撞き棒を両手で抱えて、鐘を鳴らします。そして静かに合掌。厳かな気持ちになります。
これも内陣か分かりませんが、熱心にお参りする人たちもいました。
清水寺の基本情報
夜間特別参拝に行きたくなった方!清水寺の基本情報をおさらいしましょう!
清水寺アクセス
初めて京都に行く人ならまずは欠かせない清水寺。JR京都駅から北東に3km程です。
徒歩圏にある六波羅蜜寺はとってもクセがあって、行く価値アリ!!
-
六波羅蜜寺の名物・開運推命おみくじとみどころ
ちょっと個性的なお寺、六波羅蜜寺。 先日行ってきましたが、他のお寺とちょっと違って少し怖いような、パワーにあふれるような、不思議なお寺でした。 今日はそんな六 ...
続きを見る
京都駅からのバスなら市バス206系統か100系統。「清水道」「五条坂」のどちらかで下車して徒歩10分です。
清水寺の歴史
名前を知らぬ人はいない清水寺ですが、意外とその歴史については答えられないですよね(汗)
清水寺の歴史の始まりは今から1200年以上前。奈良時代の末期、778年に開創されました。
現在も残る音羽の滝を訪ねた延鎮(えんちん)上人という人が、滝で修行をしていた白髪白衣の行叡居士に出会い、授けられた霊木で観音様を彫像。
画像は公式HPからお借りしました。
正式名称も「音羽山清水寺」なんです。
その2年後に坂上田村麻呂(平安時代初期の武将で、征夷大将軍として蝦夷(現在の東北地方)を討伐した征夷大将軍)が妻の安産の薬餌を求めて訪れ、深く帰依して本堂を寄進建立。
それ以来10回以上の大火に見舞われましたが、人々の信仰心から再建されてきました。
1994年にはユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」の一つとして登録されました。
現在の本堂の舞台(いわゆる「清水の舞台」)は再建から400年近く経っているとか!?
高さ13メートルということで迫力も満点です。
見慣れた「昼の清水寺」と一風異なる「夜の清水寺」。
年に3回ありますので、タイミングがあう方はぜひ足を運んでみてくださいね♪