マドリッド

プラド美術館-2014年7月6日-マドリッド3日目

2015年1月19日

 

マドリッド最大の本命

プラド美術館へ。

 

その前にマドリッド名物?の

 

ホットチョコレートとチュロス。

 

デフォで3本なんて、胃がやけちゃう・・・

 

チュロス

 

黄金期のスペイン絵画に浸れて

本当に幸せだった。

スペイン銀行

こちらは近くのスペイン銀行

 

 

ゴヤの不思議さにも惚れ惚れしたし、

ムリーリョの絵が

意外と柔らかなのも知らなかった。

 

 

あまり日本で観る機会のない

スペイン絵画を堪能しつつ

この二日で

マドリッド内の美術館に三つ行って

感心したのは

セキュリティの人達の働きぶり。

 

アメリカの幾つかの美術館もそうだったけど

ルーブル美術館他ではセキュリティの人が

延々とケータイいじってたり、寝てたり

それはそれはやる気ない仕事ぶり。

 

こちらは皆歩き回って本当に監視してるし

※鑑賞してる方は落ち着かないけど。

 

 

ちゃんと絵を守ろうとしてるんだ!

 

と感動した・・・けど・・・

 

 

 

よくよく考えたら失業率の高さと

 

多少関係しているのかなとも勝手に推測。

 

(スペイン全体で約25%で、若者に限れば約60%らしい)

 

 

やっと見つけた仕事だったり

クビになったりすると

次が無いから真剣になるのかも

...などと勘繰ってしまうくらいの仕事ぶりでした。

 

単に皆が正義感に満ち溢れてるのかもしれないけど。

ちょっと話が飛ぶけど、

街を歩けば物乞い

(地面に正座してたり、コップを持って歩いてたり)

にお金をせがまれること10回/日。

 

 

お金というのは

労働の対価で得るものな訳で

「お金が無いなら働けばいいじゃない」

と思うのだけど

 

それは自分が

そこまで職に困らない境遇に恵まれているだけで

 

 

職を得られない人からすれば

 

パンがなければケーキを食べればいい

 

というマリーアントワネットレベルで

世間知らずの考えなのかもしれない。

 

 

日本ではホームレスの人達に

お金をせがまれることはないし

 

ホームレスの人達と

そうでない人の間には

見えない厚い壁があるけど

 

日本以外では

その壁が殆どないように感じる。

 

 

誰でも出来る仕事は

どんどん競争が激化して

分け合うパイにありつけない人が増えていく訳で

この先街の光景はどうなるんだろう

なんて思いました。

 

 

営業でガシガシ働いてた

「私は大丈夫だぜ〜」なんて思ってても

雇用がなければただのニート。

 

手に職とか知識とか無しに

ただ雇用される以外に

お金を得る術がないというのは

怖いなとも思ったり。

 

 

太陽の光が強く

白い建物と窓の黒の鉄の飾りが眩しいマドリッドを出て

明日からバルセロナです。

楽しみ過ぎる。

 

-マドリッド

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